VOL38 夏休みを終えて2000/09/10発行

遅い夏休みを取らさせてもらった。九月に入ってのことなので列車も空いていて当然 ホテルも空いている。イベント列車の切符も無事入手した。JRのネットワーク会員に なっているのだが、特急でないこうしたイベント列車の指定は取れないのが現在のJR のサービスである。もともとのMARSの仕組みがダブリ発券をよくするようなのでイベ ント列車のサービスまでも行うのは無理があるのかも知れない。
 
世界遺産に選定された白神山地を走っていくリゾートしらかみという快速列車が、そ の列車である。秋田と弘前とを結ぶ、このイベント列車の為に起点・終点とで宿泊を 入れた。また翌日はのんびりと花輪線で八幡平を巻く快速八幡平で盛岡に抜けて泊ま りのんびりとかつ早めに東京に戻るというのが今回の旅行である。会社の上司の申し 入れの米国招待旅行を断って国内旅行をしたので却って高くついたのはいうまでもな い。しかし、歴史ある城下町を続けて三夜泊まり歩き自然と民俗音楽や料理に親しん だのは有意義な旅行でもあった。
 
休みに入る直前に、会社の携帯電話が非常に状態が悪くなった。H社の端末だが突然液 晶表示が横線が太くなったりしはじめたかと思ったら、さらに悪化して天地ひっくり 返った鏡像の状態になってしまいメールを読むのも困難になってしまった。キーの反 応などをみると表示のみが崩れていて液晶サブユニットがおかしいのだろうと思うの だが如何せん使いにくい状態でもあったので、K社の端末に変えてもらった。昨年来い ろいろお手伝いしてきたK社端末でもあったので感慨深く使っている。既に町では 4000円を切っているのだが、大規模なアプリケーションとソフトリーダー不在の中で の開発状態はあまり好転せずにリリースはまだ本格稼動ではないようだ。
 
実際に東北のローカル線を旅しつつメールアクセスなどが継続して出来たことから国 内のcdmaOneのサービスエリアの確保も大分進んでいるらしいことは伺い知れた。なか なか若い人のようには入力できないもののEmailがパケットアクセスで出来るようにな ったので入力はかなり楽になった。昨年から使ってきたH社の端末はEPOCな最初の端末 ではあったが、まだパケットに対応していなかったため回線接続モードでしか利用が 出来なかった。
 
休暇中に初芝通信への顧客フォローでの訪問も始まったらしく最初の訪問に参加でき なかったのは残念だった。サポートが広がり新規ユーザーが増えるときには手が欲し いのは事実である。増員要請は自分たちで面接して採用するのが流儀であり、そうし た中で知己も含めていろいろな方とお会いした。
 
現在は、即戦力の方、あるいは我々が育成可能な範囲の許容できる能力の技術者の二 種類であり後者の場合には英語の能力はまだ問わずにソフト解析力などの実務面と組 み込みでの常識的な範囲での言語理解とOS理解の確認を行った。組み込みで要求する 技術水準ならびに、ソフトウェア解析能力などを勘案するとこれも非常に厳しい条件 となったようだ。
 
初芝通信本隊は、お客様になったために候補者を積極的にとる対象から外さざるを得 ない状況になった。関連会社から転職されてしまった元初芝通信の技術者を対象に今 後は採用活動をしていこうと考えている。日経エレの今日の号には、品川の会社と初芝の 比較が掲載されているが、品川の会社の内実ともずれた印象がある。また、初芝の内実と も若干のずれを感じる。
 
どのメーカーも性急な開発成果を追及している印象が第一であるのだが、その中で次 に活かせる開発成果をどのように水平展開していけるのかが課題であると思う。開発 メーカーのコンサルティングまでも申し入れられる昨今だが、Quad社としてはそうし た活動は出来ないのも実態で知己のソフトハウスを個人的に紹介しているのが現状だ。
 
旅行から戻り、こうした協業進展などの連絡や採用結果などの打ち合わせメールが会 社のアカウントには届いていたのだが出先ではバケーションの趣旨から会社のメール にはアクセスしないという向こう式のスタイルを徹底することが出来たので一年間の 私のライフスタイルの変化といえるかもしれない。いままでの私ならば出先からでも メールはアクセスしていただろう。オンとオフのけじめをしっかりして自分の範囲の 責任を果たしていくのが私たちのスタイルである。ドライかも知れないが、はっきり とした仕事を進めていく上で必要な姿である。
 
さあ月曜日からは、またオンで始まる。

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