VOL75 インテルはマイクロソフトの夢をみるのか 発行2001/2/1

新製品発表・新技術セミナー開催と目白押しの週明けとなった。通常ならば、ホテルでの大規模な説明会となったりもするのだが、今回の新製品は、繋ぎの製品でもあり幾つか絞った形でメーカーの参加となり広くなったオフィスでの開催となった。時期を同じくしてQUAD社本体での新規事業の立ち上げなども手伝い忙殺された二日間であった。米国の仲間達も多くきてくれたので新人達のモチベーションも高まった日々であったようにも思う。

さて先週の水曜からの独身生活も一週間を経たのだが毎日のいろいろな出来事の中でまともな食事を自宅で試みるということもないままに過ぎてしまった。週末は、従兄弟の家に押しかけて久方ぶりに呑んで話を交した。QUAD社に入って以来伺ったことはなかった。ひげ面に驚くとともに、時の流れを埋めるべくすごした。翌朝はまたも雪になった。埼玉の奥地から、入院生活をして椎間板ヘルニアのリハビリをしている嫁さんの病院への見舞いに駆けつけた。

実は、昨年来続けてきていたQUAD社の流れの中で大きな取り組みがようやく記者発表の段階を迎えたようだ。異なる事業部での取り組みではあるが、Q社としての取り組みに違いは無く私の所属する事業部も含めて日本のお客様も巻き込んだ形でiモード事件を越えることになるかも知れないし、その逆かも知れない。しかしそうした危うさのなかで夢に向かって進んでいくようなベンチャー気質が失われてしまうことが1番恐れていることである。

ベンチャーの会社の中の人間の全ての気質が必ずしもそうでないことも学んできたもののそうした気質を大切にしなければかつて経験したことのある失敗の轍をまた踏んでしまうような気がしてならない。会社のこうした新生事業の創生なども含めて嬉々として取り組んでいるケイ佐藤ではあるが、いくつかの軋轢などものともしない強さの裏には互いに取り組んできた初芝通信の経験も含めたおおきな材料がそこにはある。私も、そうした取り組みの中にチップ/ソフト事業部門としての協力をしている。

チップビジネスにも、よりアプリケーションを睨んだ取り組みが望まれている時代に突入している。携帯電話の端末開発を纏め上げるプロジェクトリーダーの募集が就職情報誌を賑わしているが実際問題、そういう人材の不足とともに全く誰も考えも及ばない規模でのアプリケーションの纏め上げの苦労などが存在しているようだ。疲弊して会社を去るものもいれば、夢を持って転職して始めようとしているものもいる。Q社もチップソフト提供の立場から、もうすこし踏み込んだ取り組みをするべきであり今日のプレス発表をしたのだが、チップ事業の主体としては、中々インテルからマイクロソフトにはなっていくための取り組みは大変だ。

明日は、旧知の仲間からの声がけで横浜で一緒に食事をとろうかと考えている。そういえば、Techno-Wave忘年会も新年会も流れてしまっている。といっても急に声をかけても集まるものでもないし・・・・。ソフトウェア開発の現場の苦労について議論できればと思っている。まあ渋谷からの帰り道でも在るので、人数も増えるかもしれない。そんなメールを書いていると初芝通信からの問い合わせも来ていたので、集合場所が横浜駅なのかどうかは変わってしまうかも知れない。

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