年末最終フライト?

今年は、元気なキャリアのサポートなどから例年になく米国出張が多い年となった。過去の記憶では最多だと思うのだが、関連して二度ほど台湾にも行くことになり結局今年のビジネス海外トラベルは10回を刻んだ。会社規定により一定時間を越えるフライトでは、ビジネスクラスの適用なので大半の出張である米国でのそれはマイルがよりたまることになる。航空会社の選択はいくつかの枠があるものの海外航空会社を選択することで、期限なしということになるのはある意味ありがたい。実際の使用は自分自身よりも親族の利用が多いのが事実なのだが、それもありがたいことではある。ジェット気流の関係で米国行きは速く、帰りは遅いということになるのだがいずれも10時間あまりのフライトをお付き合いいただく隣席の方とのふれあいも大切である。

海外航空会社ゆえに、隣席になるのは日本人になることは少ないのだが、久しぶりに今回はある団体の会長という方であいにくとおつきの方の分の席はビジネスクラスに取れなかったのだという。聞けば、二泊四日のビジネスフライトということでラスベガスの裁判所からの召集に応じるのだという、あとで調べたところ社債投資の後始末ということだったのでニュースでは著名な方だったようだ。なにを思われたのか、私が若造に見えていたらしくいろいろと話をしていくと驚かれたり盛り上がったりした。まだ人生経験不足という意味では、昨日のライブ会場の雰囲気からももしかしたら浮いていたのかも知れない。初めての方とお話をするという中で、人生の先輩としてのお話を伺えたり、自分自身の失敗談などを話せるのも楽しいひと時である。

私よりはふた周りほどの年の差のようで、彼の自慢の息子さんたちは40代に到達するころだという。私も国内メーカーとしての二十年余りの経験と、現在の暮らしとあわせて三十年あまりとなったエンジニアライフは破天荒とまではいわないまでも、楽しいバラエティに富んだベンチャー的な暮らしが長かったという話をしたりしていた。「人間いつしか、決断しなければならない時がきます」とは、会長さんの弁であるが、実際に部下に進めさせてきたことも含めてご自身の判断ですべてを切り盛りしていくということの大変さは、自分自身の立場にも合致してきたこのごろである。実際に社債投信をして、償還を期待しているところに破綻した通告やらあるいは、逆に社債投信以上の損害賠償請求をされたりという無体な状況の全貌はわからないまでも会長を招致して収拾させる状況にいたったのだろうことは想像に難くない。

ラスベガスといえば、カジノやらイリュージョンのショーなどが思い浮かぶが、会長さんの重い責任の履行の上で、少々軽薄なコメントを差し上げたりしたのは失礼だったかも知れない。資金運用ということでうまくいっている事例もあるのだろうが、表に出てくるのは失敗した事例ばかりであり自分会社に投資しない限りにおいては、途中での期待値のフォローなども難しいということなのだろう。まあ、Quad社においても自分の信ずる技術開発研究への投資に限らず、インベストメントをするという仕事は重要な仕事になっている。ライバル会社のようになっている会社に投資もしていたりもするし、実態はバランスが取れているのかも知れないが・・・。会長さんの仕事がらか、物品の流通経路にはいろいろなカラクリなのか、抜け道があるようで、これは相互の国同士のかかわりの問題であるらしいが、関税などの差が生ずることから直接輸入することよりも、経路をいくつか通したほうが安くなるのだという。ソフトウェア開発では、そんなことはありえないのだが・・・。

年末の寺泊への買出しツアーではないのだが、今回のサンディエゴではドライトマトを買い込まなければ我が家の在庫が切れたようだ。とくにアメリカで買うまでもないのだが、このように頻繁に来ていると、日本橋の明治屋にいくのと、旦那に頼んで買ってきてもらうのとが同義語になっていたりするのである。

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