飛び込んでくる歌声は・・・

伊勢佐木町の松坂屋といえば、路上ライブのゆずで有名である。確かに10年少し前には、酔っ払いのカラオケ伯父さんとゆずのアコースティックな路上ライブが競演している時期があった。会社の帰り道になんどか遭遇していた。その後CS主催の日比谷野音でのライブで初めて正式にゆずと向き合い、以降はファンクラブにも加入して全国のおっかけライブをしているのだ。そんな状況が伊勢佐木町のその後に影響を与えたのかどうかは不明だが、土日の夜にはポストゆずといった雰囲気の若者が路上で演奏をしているようだ。

iPodが悪いわけではないだろうし、MP3が悪いわけでもない。ただし世の中でCDやレコードを正しく購入するという流れとは別に、個人の環境を便利にする道具として、PCでのりッピングが出来るようになり、またCDレンタルもごく普通に行われる状況となった。結果として、はたして楽曲を提供するシンガーの方たちに対して対価を支払うメソッドが確立しているのかどうかはCDをショップで買うことあるいは、ダウンロードオンライン販売を通じてのことになるのだろう。ライブに行くのも良いことかもしれないが、あれはかかっている費用から考えるとプラスになるのかどうかは不明で広告宣伝といった位置づけなのだろうと思っている。

伊勢佐木町を散歩して本屋を通りかかったときに耳に入ったのは、女性ボーカルの曲だった。地階のコーナーでセコハンのCDセールを近くのレコードショップがタイアップをしているようだった。それで階下に降りてみてレコードを物色していると、歌声はミニライブでの生演奏だったことが判明した。しばらくは聞き流しながらも、元気なハリのある歌声と詩を聴きながらしばし立ちつくして聞き入ることにした。さっそくテーブルに置いてあったシングルCDを買い求めた。綺麗に印刷してあるジャケットではあるものの、いわゆるCD-Rであったのだが、後でiTunesでりッピングしてみるとすでに楽曲もシンガーも登録されていることが判明してしっかりと登録をした上で自力で配布しているということらしく時代はこうしたシンガーの方たちには味方しているようだった。

年末にはアルバムを出すということなので、メールをジャケットに書かれていたアドレスに送付して感想を書きつづった。ほどなく返信も届き、インタラクティブな世界は以前にもましてインターネットな世界としてうまく機能しているように思われた。かつてのゆずの路上ではカセットテープを100円で販売していたのだが、現在では500円でCD-Rではあるものの自分のブランドでのシングルを販売出来るという状況はデビューというもののハードルが下がったということになるのかも知れない。いずれにしても実力あるシンガーであれば、どんな形にせよレコードやライブを通じて成果を出していくのだろうから始まったパスは関係ないだろう。

さて、このシンガー(Jina)はdiskunionを根城にしているひとらしい、私が気に入ったのはあわゆめという曲だ。

JinaさんのURLにはいろいろ情報があるらしい、近くで聞くチャンスがあれば試してみてはいかがだろうか。

次回の情報は8月12[日]
diskunion横浜関内店前
15:00〜,16:00〜
天候状況などによりライブが中止になる場合がございます とのことだった

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