VOL26 自転車を押して 発行2000/07/06

今回は,少し遠くのホテルしかとれずにいたのだが、QUADのビッグママこと(初芝通信PCDの某女史のお母さんといった感じ)、ボニークーンの取り計らいでいつものホテルに切り替えてもらった。ボニーには会社のクローゼットにしまってあった自転車を出してもらった。錆付きはないようだし、問題はなさそうだった。日本向けの作業を進めて夕刻になると、同僚のチャイニーズ系アメリカンのリビングストンに頼んでホテルにいきチェックアウトをして、併せて夕食をとりにアジア系食堂の多いコンボイストリートへ向かった。ヌードルが好きだという彼が、連れてきてくれたのは日本のラーメンが食べれる店だった。餃子と野菜ラーメンを頼み、彼は枝豆と海鮮ラーメンを頼んだ。ビールも寿司もあるようだったが、運転手である彼がもともとアルコールがだめな事もあって控えた。

地平線や水平線近くまでの青空が夕映えで色づきやがて夕闇に変わっていった。夕闇迫るサンディエゴを北上しつつ、次のホテルに行くのを忘れて会社に戻りかけたが、少し大回りをしつつもホテルに向かった。荷物を取り合えず持ち込みといっても小さなトランク一つである。いつものホテルは滞在型のホテルではないので冷凍庫の食品をどうするのかが課題だったが、会社の冷凍庫に持ち込む事で解決をみた。再び、リビングストンの運転で会社に戻った。京セラへの売却でビルが電子鍵の二重化が進み、車での入門にはセンサーが二倍になっていた。無論QUADのそれにかざさないとあかないのだった。夜型のリビングストンはまだまだ夜中までやっていくようだが、時間をシェアして効率をあげつつの作業が目的でもあり9時には自転車をセットしてもどろうした。しかし空気が物の見事に抜けていた。これでは乗っていけない。結果として自転車を押してホテルまで戻った。UCSDのキャンパスの周囲を回る形で、ホテルを目指した。以前より信号が一つ増えていた。少しずつ区画整理が進んでいるようだ。懐かしいベーグルショップも、まだ残っていたようで安心した。明日の朝は、ソーセージと卵によるベーグルサンドが食べられそうだ。ホテルに到着して、そのまま自転車をエレベータでドアからドアへ部屋につくなり買いおいてあった空気入れ(米国仕様)を使ってようやく自転車が復元した。明日は大丈夫だろう。

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