業界独り言 VOL354 桁数が足らない

時代は、とても便利になり通信販売業者や地方名店には、とても肩入れされる時代となっている。距離感のギャップを埋めてくれるのは宅急便であり、インターネットを介してのサービスである。先日も仙台でお世話になった旧知の友に茶菓送付をするにしても、基本的に住所情報をメールから、茶菓業者のオンラインショップにコピペするということにより実現される。出先のKioskでの注文手続きよりも簡単かも知れない。少なくとも専従の店員ならぬサービスページが対応してくれるからでもある。

3連休を前にした頃に、前の会社の知人Tさんからメールが届いた。このプログに移行した独り言メーリングリストのリスナーでもある。転職を契機に前の会社で進めてきた技術者同志のコミュニティでの思いや後輩たちへの伝えたいものなどが相俟って始まったのが、もともとのメーリングリストでもあった。最近では、今の会社でさらに広がった仲間との接点なども含めて共通項としての感想などを提起したりもしているのが実情である。こうした人たちとの意見交換のつながりは大切にしていて、ときおりオフ会なども開いている次第である。

まあ、今の会社に移るきっかけも、実はそうした前職での活動のきっかけにもなっていた同僚が接点となっているし、彼が弾けた頃に連鎖反応的に自分自身もエンジニア同士のコミュニティという活動を進めてくることに弾けてしまったのだった。いろいろな人としての活動が、こうした連鎖反応を起こしている状況は、私自身はとても良いことだと思っている。少なくとも奉職して自身の固有値としての思いや技術やらをともに共有し相互啓発している会社活動という実践の結果としては当たり前のことだと考えてきていた。

健全な会社活動が実践できていた時代だったからかも知れず、こうしたサイクルが回っている状況が必ずしもすべてのケースには当てはまらないということもわかってはいる。変容してしまった会社活動から、悲鳴のようなメールにも似た印象で届いたのが前出の知人からのメールだったかも知れない。会社活動を通じて社会貢献をするのが当たり前という精神的な支えを持ち続けて、実際に会社のサイクルが回っていた良い経験はとても代えられないものである。最近では、そのようなケースが当てはまらないような事態ばかりが目についているので、一度オフ会で話を聞いてみたいとも思ったのである。

私の遺恨ではなくて、遺した思いとしてのプロセス改善活動を託したメンバーがいた。そうした仲間に季節毎に茶菓送付を続けてきたのは、遺した思いと共にあまり恵まれない活動に対しての先輩からのプレゼントでもあった。コミュニティを支える道具としての茶菓は、話し合いの着火剤としては比較的良好で導入してあったコーヒーマシンと共に活躍していたようである。残念ながら、引き継いだ仲間も会社の変調の中で会社からの要請である早期退職者希望という流れで退職することになったのは、育児と仕事の両立ということもあったからかも知れない。

会社活動に対しての支援というよりは、先輩から後輩への個人的なものとして行われてきた支援だったので、仲間の退職と共に支援の流れは切れてしまった。むしろ、私が贈り続けてきたことが足かせとして重くかかってきたからかも知れない。少なくともコミュニティ活動の潤滑材として活用していた時代からも既に4年近くが経過してしまった。今回届いたTさんからのメールには、Tさんにとっても長年の技術者生活での大人の事情を会社から提示されて結果としてのメールアドレスの変更ということが話のきっかけではあったのだが、行間に見て取れる雰囲気からもオフ会の開催要求を訴えていたように見えたので早速の返事を返した。

こちらからは、オフ会の企画提案をお願いして、そのための着火剤として茶菓送付をすることを申しそえた。メールを超えての感情の伝達は難しいものであるが、ほどなくTさんからの返事が届き、短信としての状況報告が添えられてきた。所属部署も明記してくれたので、目的を達成することができた。いまどきの会社組織の部署名の長さについてはカタカナが増えていて、冗長な長さになっているのには、気がつかず、そのままにオンラインショップにコピペをしたのである。翌日になりオンラインショップからの電話が入るまでは、そうした住所欄の長さがあふれていることには思いが回らなかった。冗長な名前を英字で略して配送依頼が叶った。

まだまだ、自在に異なったシステム間でコピペで目的を果たすことは難しく、送りもとにゆだねられての再送という手順を踏まなければならないのが実情である。送り手がシステムをよく理解した上で、適切なメッセージとして送ることを考えて実践することでスムーズな価値を共有するということになる。桁数に縛られている様々な世の中の仕組みでは、世界共通語のはずの暮実施カードも例外ではなく、米国でのガソリンスタンドのセルフマシンでは5けたのZIPコードを入れなければ認証できないし、プリペイドカードのオンラインリチャージも同様である。日本での7けたのZIPコード(郵便番号)までも、米国発の認証システムが対応できているわけではないのである。

桁数あふれが起きているのは、実社会のみならず最近では組み込み機器でも発生していて、いわゆる32bitの桁数では不足してしまっている事例が出てきており、APIが対応できなくなり、拡張することも必要になり64ビットを掲げるOSたちと合戦を相まみえる状況にもなろうとしている。いまさら8.3形式でファイル名が済むわけもないし、また、容量をしめすサイズも32ビットでは不足してしまっている実情がある。そろそろレガシーなAPIも刷新する必要があるのだが、粘り続けて使用するというのはやはり仕方がないことかもしれない。

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