業界独り言 VOL356 未来に何を託す

新総理が迷走しているようだ、珍回答をしたり聴衆を間違っての演説など嘆かわしい状態だ。一昨日は、ふるさとを題材にした古地図をベースにした痕跡探しといった番組を楽しみにしていたところ、大事件のスクープとして厚生事務次官殺人事件が出頭したことからキャンセルとなった。工学部中退の40台半ばの犯人の実像が描き出す、いろいろな意味での最近の日本の実情が見せるものはさみしい内容である。ヒステリックにそうした内容を追いかけることに終始するのもいかがなものだろう。

こんな現代という状況では、政治が何をしてくれるのか、何を期待してよいのかも不明で自らの判断で期待できるところに寄付をしたり活動をしていったりということが必要なのだと思う。政治への物言いをして税金の使途に文句を言うよりも、寄付をして期待する場所にふるさと納税的に運用したいのは道理ではないだろうか。先日の文化祭での母校訪問で、自身が思い描いていた最近の学生の志向している状況に対峙している先生を埋めるものとして幾許かの材料購入費などの基金があればと思い寄付を申し出た。

当初は、無線機材などの寄贈を考えていたのは以前から先生とも話をしてきた中で、アマチュア無線とネットの融合という意味で後輩の無線部員たちの活性化を図りたいというものだったのだが、活性化以前に無線部員という実態が電子工作同好会のように変貌しているということでいわゆる昔の電波少年といった趣きの子供たちはいないということのようで、まれにいるそうした子供達を捕まえて活性化するということ自体が無体な考えだったようだ。

早速先生からは、寄付金申込の用紙がメールに添えられてきたので、海外出張中ではあったがワードの用紙だったので記入してメールにアタッチして返却した。想像はしていたものの、運用が手書き記入を想定したものだったのか押印が必要ということで進められないという返事が返ってきた。西海岸の出張中なので、先生の昼間と私のホテルでの夜の時間がマッチングしてやりとりは早くすすんだ。ペーパーワークとしての処理は、帰国後に郵送して進めることにしてそれ以外のことについては手配などを進めてくれることになった。正規な用紙に記載された寄付申込書が届くと、学校での運営協議会にかけられて、そこで認可されると、請求書という形での手続きになるらしい。

私の考えた寄付金として託す額は、年収の1%未満であり、それで少し凝った電子工作の材料なりに進んでいくことが出来れば、子供たちの夢も膨らむことだと思う。電子工作から少し踏み込んだ実験などをしていく上でアマチュア無線という趣味は活躍の場を広げてくれるものであり、そうして徐々に学生達が、その好奇心旺盛な時代を無為に過ごすことなく闊達にくらしてもらうことが未来を託せるベースになるものだと信じているのである。

FPGAにマイコンコアが搭載されて、組み込みの世界も様変わりを見せている。大規模な機能を盛り込める素地の部材や技術が提供されても活用できずに宝の持ち腐れになることも、おきそうである。システムエンジニアとしての眼を育てながら、そうしたものに取り組んでいくという流れを果たしてどこでやっていくべきことなのかというと、やはり学校でのベースが大切だし、そうした経験を踏まえての取り組み姿勢を学んだ若者を会社で登用して活躍させていくべきなのだが、最初から仕様を書く人、作る人としてレイヤ構造を課してしまい親会社にも、協力会社にシステマティックな力が失われてしまうという現在の流れを断ち切りたいと考えるのである。

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