VOL66 世紀末を常夏で過ごす? 発行2000/12/17サンディエゴから

どたばたとQUAD本社に出張する日程がきた。歳末シーズンで成田で混むのがいやなので、TCATでチェックインをすることにした。最近NEXに押されているのかTCATの人気は思わしくないようだ。利用するNORTHWESTのページにはTCAT利用すると500ボーナスのマイレッジが付くキャンペーンをしている。これは成田までのリムジン距離ではあるまいが。

NORTHのカウンターで荷物のX線担当から質問をうけた。影に映った怪しい爆弾のような物体は米国仕様の足で踏むタイプの自転車の空気入れであった。日本にあっても自転車にあわないので今回は米国に置いてくることにしていたのだった。あずけた荷物は一旦シアトルで荷物を受け取って再度委託してくれということだった。ロス経由の場合には直接届いたように記憶しているのだ・・・。成田でのラウンジ利用券にマークをしてもらい、またボーナスマイレッジの申し込みに番号を書けという。そこでインプットすれば済むことのように思うがNORTHWESTとしての取り組みというよりも日本のみでの取り組みのようだった。

朝食替わりの時間でもあるが昼になろうとしていたので二階の飲食TCATの二階の飲食街も店をたたんだところが多いように感じた。閑散とした感じではあるが、いちどは潰れたはずの京樽は人形町の地元に近いのか頑張って出店を維持していた。所要一時間の中でのお茶を買い込んで出国審査を受ける。12時直後の便にスムーズに乗れて高速で転寝モードに入った。成田での検問で目を覚ました。検問といってもパスポートを見せるだけだが・・・。

案の定、成田は既に休暇に入った学生達で出国ラッシュを呈していた。ノース8便はバスでアプローチするタイプであり、指定のラウンジとはマッチしていなかった。曙ではなく茜のサインミスだったのか・・・。しかし、すぐに繰り上げで早く搭乗することになったので結果はオーライだった。乗るときはビジネス先行なので快適である。鈴木その子さんはエコノミーで通したそうですから、QUAD社もコストダウンの為にも考えた方がよいだろう。

時差防止の為に、ウェルカムドリンクのワインから飛ばして一気に真っ赤にして食事の後はそのまま眠りについた。シアトル経由のNW機は予定よりも順調に飛び、その日の深夜にはシアトルにつく勢いだった。朝飯で起こされてからは時差調整モードにした。結果として45分も早くにつき早朝の6:00前に到着した。意識は夜中の11時なのだが。入国管理がはじまる時間まで機内で待機となった。12月のシアトルはさすがに冷えこむようだ。手にした荷物はそのまま、また預けて不安なままにエレベータが水平に移動するような雰囲気のサブウェイで移動してアラスカ航空をに乗り換えた。

二時間ほどのフライトはロッキーの上空を南下するようなコースであり雪山の上空からの風景を楽しめた。一時間もすると下界の風景はかわりいつもの雪の無い山々に変わっていた。果たしてサンディエゴ空港に降り立つと皆半そでやTシャツのいでたちであるセーターにジャンパーはあまりにも暑い・・・。タクシーで通る町並みにはクリスマスの飾りもあるもののホワイトクリスマスとは縁遠いものであった。12月の大晦日をマニラで過ごした際に日射病になったことを思い出していた。暖かさへの急変でかえって風邪になりそうである。

さて、クリスマス休暇を前にビシパシと仕事を片付けようとしている仲間と密度の濃い暑い世紀末を過ごす一週間になりそうだ。

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