仕事の狭間で悩みぬき

表題のような趣旨のメールを知人からいただいた、月に響く笛の話などから自分で抱え込んでしまってよいのかどうか悩んでいるといったことらしい。悩み多き派遣社員として長く仕事をされている方ゆえのお話でもあるようだった。真実を吐露したいという思いと、吐露してもだれも解決にも何も当たらないということなどが気持ちとして交錯している様子でもあるらしいが、抱え込んでしまっていることを話して楽になりたいということでもあるようだ。 

最近の仕事のはやりは、派遣に仕事をさせて、社員は悩まないということなのだろうか。社員以上に仕事に経験も知識も責任感も溢れるスーパー派遣な方が登場するのは、なにもテレビの番組だけではない。現実の仕事を回していく上でそうした方たちの力が必要だし、社員がそうした力を自ら育んでいく事に異を唱える風潮すらあるような気がするのは最近に限ったことではないのだろうと思う。あっけらかんとサラリーマン人生を送ろうと捉える正社員の方たち契約更新を契機として自らを高めていかざるを得ない仕組みで会社がようやっと回っている現実には寂しさと悲しさを感じてしまう。

会社には光の当たらない仕事もあり、そんな仕事を任されている派遣の人もいるのである。その会社がベンチャー気質に溢れていた時代を知っている私にとっては、そうした会社でも今では余裕がなくギスギスとして良いものを作り出そうということから、売り上げをこなすことに精いっぱいになっていると聞くと致し方ないのかなとも思う。果たしてそのようにしてこなしていった仕事が社会貢献になったのかどうか不明なのであるが、とにもかくにも地方公共団体や官公庁の予算に計上されていた内容を消化するということを通じて貢献だったと理解しているのに相違ない。その仕事の必要性について論じ始めたら田中元知事のような状況になってしまうのだろう。

そんな光景を思い浮かべながら、真実を吐露したがっている知人の思いの丈などを推し量った。イーホームズの社長のような真っ正直な生き方もあるだろうし、限られた官公庁の仕事を真摯にとらえて誠実に進めていく上での談合なども必要悪として考えてもよいとする企業の考え方もあるのかもしれない。 まあ事業経営者でない立場でなかなか判断を求められても難しいというのが実情なのだろうと思う。食品製造という仕事についたとしても会社としての素性があやしい最近話題の会社だったりすると本来のことに思いが行かなかったりもするので、その分野のプロとしての意識に目覚めないままに暮らしている人もいるらしいのが最近の日本だったりするらしい。

スーパー派遣のストーリー「ハケンの品格」は、今週が最終回となるのだろう、でもいたるところで品格を問われそうな会社の仕事や顛末は転がっているのだろうと思う。開発をしている人、サポートする人のそれぞれの成果が国を超えて文化を超えてそれぞれの国の端末やサービスとなって根付いていったときにサポートしている私たちの仕事の品格を高めていくことになる。コミュニケーションの手続きを間違って失ってしまった機会損失を贖うためには大変な労苦を必要とするし、その過程で互いの品格を傷つけあうような状況にも陥る。地道に解決をしながら掛け違ったポイントを互いに確認しあいながら前向きに仕事を進められるようにすることでコミュニケーションの傷口を癒していけるのだと思う。

義理の父が入院することになり、気になっていた骨伝導式のヘッドホンをプレゼントすることにした。というか最近になりようやくまともなスペックの骨伝導のものができたというのも事実らしくタイムリーに購入することができた。少し価格の張る製品だったが、音楽好きだった義理の父が耳が不自由になり楽しめないでいたらしいということも含めて想像以上に音楽が楽しめるような製品だったことがわかり安心した。BOSEのQuietComfortよりも高価なヘッドホンであり、かつ超磁歪トランスジューサーというメカニズムが必要とする電力からか連続10時間しかバッテリーが持たないということもあるのだが、新たな世界を提供することには相違ないということである。

ちなみにアンプ部分にはマイクを付けることも出来て、補聴機器としての補助機構にもなるようである。

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