VOL39 オリンピックの応援をしつつ 2000/09/23発行

シドニー五輪が始まり、賑やかな楽しい会話が弾んでいるようだ。前回のアトランタ五輪のときは、チャレンジ休暇なる一ヶ月あまりの休みをいただき、実際に米国にいっていた。オリンピック開催国とはいっても、開催地のアトランタと訪問していたシカゴやボストン、ワシントンDC、カリフォルニアともに、広大な国土の中に日本のような熱狂はかき消されていた様子だった。前回のブラジル戦の結果も日本に電話した際に義父から話をきいたほどだった。特に予選リーグでの成果などは新聞にも載っていなかったような気がしていた。
 
今回は、時差の少ない南半球での試合ということもあり季節的にも涼しくなり応援にも身がはいっているかもしれない。ソフトボールの豪快な投法や柔道の切れのいい技などに喝采をおくっている。サッカーは南アフリカが初戦だったが、あいにくと会社の上司は南アフリカの人間である。週の報告をする日でもあったので「結果によって相互影響はないよね・・・」などとジョークをいれておいた。結果は、よかったが更に南アフリカはブラジルには勝ちリーグ最終戦は混戦模様となった。
 
スロバキアも一勝もしないままでは終われないだろうし、日本がアトランタに続いてブラジルに勝ってしまうと予選リーグ敗退という不名誉な状況も考えられた。関係のないときには、南アフリカも身びいきするようになってしまった。野球では、米国に惜敗したが、さすがに米国メンバーからもジョークが飛んできていた。お家芸はさすがだと返事をしておいた。結果として南アフリカはブラジルへの一勝のみでスロバキアのおかげでトーナメント進出が叶った。この点はまだ上司にはコメント出来ないでいる。
 
新機種の開発が佳境に入っているお客様も、ほぼ順調に開発が進んでいるようだ。いくつかの火急の処理が必要な対応などについてメールの対応やリリーススケジュールのフォローなどをしている。候補者面接を一段落すけて来月からは数名の増強が叶いそうである。新チップのリリースを控えていて新人のトレーニングもこうした時期にうまくギアが入るとよいと思う。今回は、英語に不自由な技術者も今回特に技術面で優秀と認められたので高校卒ではあるが実績実力でメンバーに加わろうとしている。新技術の吸収で我々も訪問駐在している間に、彼のオリエンテーションも少しは出来るかも知れない。彼には半年の猶予を与えて、英語のコミュニケーションスキルを上げることも課している。実際問題、きっと解決するだろう。
 
来月から、事務所が移転することになっていてインフラの移築や増強などで米国からも人が入れ替わり立ち代り訪問してくる。一年前には128Kで十分だった専用線も今では仕事にならなくなっている。今回はT1に引き込みを上げて専用線部分の収納も256Kに上げようとしている。50人ほどの体制を目指しているのだが256kでいつまで持つだろうか。VPN利用で国内インターネット接続のあたりもADSLなどを利用していく必要があるだろう。1フロア体制になり、家庭的な環境から普通の会社と同様な空調の申請などが必要な形になってくるらしい。赤坂御所に隣接するビルでもあり会社では傘がいらない生活になりそうだ。
 
業界独り言も二人言に変わるかもしれない。「業界二人言を書きませんか」と口説き落とした知己の技術者が参画してくれるかも、知れないからだ。転職時に考えていたテクノウェーブの復刻は、まったく異なった展開になってきたかも知れない。ますます面白くなりそうなことは確かだ。週末のアメリカ戦に備えて、仕事の完成度を上げて時間を作ろう。今日は、お客様めぐりで直帰だ。鴨居まで歩けそうだ・・・。

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