IchigoJamを作って未来を切り開くグルがやってきたぞ

組み込みの里電子工作オープンラボを訪ねてきてくれたのは、福井県鯖江市にあるJIGの福野社長さんらです。携帯のブラウザ開発などアプリやサービス、オープンデータ活用など幅広く手掛けられていますが、福井高専OBで専攻科に進学するも直ぐに起業に移ってしまったというアクティブな方です。

子供ブログラミングの中心は、IchigoJam。2000円を切る価格で子供たちがはんだ付け体験したりして完成させてアナログモニターに表示する世界は管理人の世界ではノスタルジックなものでありますが、カラーグラフィックがあふれた現在においても子供たちの想像力を掻き立てるものに相違ないようです。ネットに接続しないまま、セルフでブログラミングが学べる環境は親御さんにも安心な素材といえます。

2014年に鳥羽商船にお邪魔して講演した際に、その後の福野さんを担当の先生がお呼びして鳥羽商船高専で講演されたとお聞きして以来、なにか引き合うものがありました。定年退職後の充電期間で高専フォーラムの場で講演されることでお会いできて、その後も管理人が活動の支援をしている秋葉原のモノづくり刺激プレース Assemblageさんの活動のスポンサーとしてご協力いただくことになり、秋葉原でお会いすることも増えました。

母校の木更津高専での講演も何度かされていて、今年の夏休みの子供ブログラミングのイベントを開催に合わせてお立ち寄りいただけることになり、実現しました。

KSF2017(キッズ・サイエンス・フェスティバル2017)の開催案内がでたぞ

木更津高専にて例年夏休みに開催される、このイベントは小学生を対象にした科学好き少年少女を育成するこのイベントでは、清見台の丘にある木更津高専の先生方や学生さんが丁寧に小学生に対応してくれる人気イベントです。申し込みは7/3から7/11までの期間に、申し込みサイトからの手続きを行ってください。詳しい内容はこの資料に記載されています。当選するとはがきで当選通知がされます。

今回は、話題のIchigoJamを開発されたjig.jpの福井さんが来られて行う特別企画もあります。高学年の方はIchigoJamの組み立てから、低学年の方は完成品でそのままプログラミングからできます。参加費200円以外には実費負担が3000円ありますが、優しい福野さんの手ほどきで楽しい企画です。

 

講座 講座の時間
(1) おもしろサイエンス/ネオジウム磁石発電機を作ろう
小学校高学年(保護者同伴なら低学年でも可)
定員16名/回

世界一強い磁力を持つ「ネオジウム磁石」を使って,簡単な手動発電機を作ってみよう。これさえあれば,停電のとき,電池が無くてもLEDを点灯させることができるよ!
工作をはじめる前には,磁石を使ったおもしろ実験も実演します!

① 10:30~12:00

② 13:00〜14:30

(2) オリジナルの木製フォトフレームをつくろう!
小学校低学年
定員15名/回

木製のフレームを組み立てて,木工用ボンドで接着すればフォトフレームになります。
さらに色を塗ったり,イラストを描いたりするとオリジナルの木製フォトフレームが完成します。
手作りの木製フォトフレームでものづくりの楽しさを体験してください。

① 10:30~12:00

② 13:00~14:30

(3) 金属探知機を作って宝探し
小学校低学年・高学年
定員16名/回

ブレッドボード上に,トランジスタ,コイル,コンデンサなどの電子部品を差し込んで,金属探知機を作ります。
できあがった金属探知機を,磁石や鉄,アルミなどにあててみましょう。
そのあと,教室内で宝探しをしましょう!

① 10:30~11:30

② 12:30~13:30

③ 14:00~15:00

(4) 電子オルゴールをつくろう
小学校高学年(保護者同伴なら低学年でも可)
定員16名/回

指先サイズのコンピュータを使って電子オルゴールを作ります。
部品を板に突き刺して,誰でも簡単に作れます。
プログラム書き換えで,お好きな曲を持ち帰れます。

① 10:30~11:00

② 11:15~11:45

③ 12:30~13:00

④ 13:15~13:45

⑤ 14:00~14:30

(5) 鉛筆オルガンをつくろう
小学校高学年(保護者同伴なら低学年でも可)
定員12名/回

鉛筆を使った電子楽器製作講座です。鉛筆の芯には黒鉛という炭素結晶が含まれています。黒鉛は電流(電気)を流す役割を持っています。
この鉛筆と金属クリップを使って紙に一筆書きの絵を描くと線の濃さや太さ,長さによってさまざまな大きさの電気抵抗器を実現することができます。
この電気抵抗器とコンデンサ(電荷:電気を貯めることができる電子部品)の組み合わせで,楽器として音楽を演奏することができます。

① 10:30~11:30

② 12:30~13:30

③ 14:00~15:00

(6) きみにも作れる防犯センサー
小学校高学年
定員16名/回

光センサーとトランジスタを使って,簡単な防犯センサーの回路製作と実験をします。製作にあたっては,小学生でも作れる様に,回路図付のボードを使って,部品を取り付けます。
実験では,光とセンサーの間に,ドロボーさん(製作者)がいた時に,ブザーが鳴るかどうか,LEDが光るかを確かめます。

① 10:30~11:30

② 12:30~13:30

③ 14:00~15:00

(7) 手作りスピーカーをつくろう
小学校高学年
定員10名/回

2つの磁石を近づけると、磁石同士が引きつけ合ったり、反発し合ったりする力が働きます。また、コイルに電池をつなぐと、クリップなどを吸い付ける、磁石の働きをします。この働きからコイルに流れる電流で磁石を動かすことができます。
多くのスピーカーはこの仕組みを利用して音を発生させています。そこで磁石、コイルを用いて簡単なスピーカーを作り、ラジオや音楽を聞いてみましょう。

① 10:30~12:00

② 13:00~14:30

特別企画「こどもプログラミング教室でっす!」(株)jig.jp 提供
小学校高学年 定員20名 (はんだ付けがあります)
小学校低学年 定員20名 (はんだ付けはありません)

こどもパソコンIchigoJamイチゴジャム)を用いて、プログラミングを楽しみます!
BASICというプログラミング言語を使って、シンプルながらも奥の深いゲームなど、小学生の皆さんも簡単にプログラミングができてしまうのです!もちろん、プログラミングがはじめてでも大丈夫!講師の方や本校の学生がしっかりとサポートします。
もちろん、保護者の方も一緒に楽しんでいただいて構いません。

★参加費(200円)と別に,こどもパソコンIchigoJam代3,000円が必要です。

高学年

13:00〜16:30

低学年

14:45〜16:30

特別企画「こどもコマ大戦 木更津高専KSF場所」(有)光精工 提供
小学校低学年・高学年
トーナメント大会・定員16名/回

◎重さの違う金属部品を組み合わせてコマを作ってみよう!
コマはなぜ倒れずに回っているのだろう?原理を勉強すればよく回るコマが作れるはず!いろいろ考えて遊びながら学ぼう!
重さの違う3種類のリング(アルミ・ステンレス・真鍮)と2種類の軸(ステンレス)が入っています。リングの組み合わせや枚数によって重心の高さが変わります。 いろいろ試してバランスの良いコマを作り長く回る最強のコマを作ってトーナメントで対戦してみよう!!

★参加費(200円)と別に,ちばコマキット代500円が必要です。

① 10:30~11:30

② 12:30~13:30

③ 14:00~15:00

 

組み立て実習は随時(数に限りがあります。)

クリスマス用のデコレーションを3Dプリンターで作ってみる

秋葉原で電子工作スペースを運営しているアセンブラージュさんが、アキハパラ キラキラ化計画というイベントを企画されている。参加された方が実際に電気街でクリスマス期間に使われるイルミネーションを作成するワークショップで、作成物は展示期間後に渡される形だそうです。ヒューマンネットワーク高専としてアセンブラージュさんの応援をしているので、普段やっていることで何かお手伝いできることはないだろうか考えて材料を探していましたところ。

100円均一ショップで売っている耐震ジェルを見つけました。6個セットです。

%e8%80%90%e9%9c%87%e3%82%b2%e3%83%abこの粘着性の柔らかい樹脂(エラストマーゴム)はサイズが25mm四方で厚みが3mmというものです。

間に紙でアイコンを切り抜いたものを挟み、横からLEDで照明して両サイドからアイコンが照らされて浮かび上がるという作戦です。

 

image使うLEDはフルカラーでシリアル制御可能なWS2812Bの基板実装済のもので、10mm径の円盤で厚み3ミリというものです。

IchigoJamでの制御可能にするという課題についてはIchigoLampというパッケージをLPC810に焼きこむことで対応するというのが槙野さんところでの方針らしいので、それに準じます。

img_80691とりあえず、エラストマーゴムと基板二つを挟み込む樹脂パーツを3Dプリンターで試作してみました。

 

 

 

 

 

 

img_80611基板の実装イメージはこんな形ですが、給電配線は方向としては、間違いで中に向けて入りと出の双方でY字を描くようにするのですが、まずは点灯してイメージの確認です。

 

 

 

 

img_80591でこんな感じです。

しかしながら、実際に試作したケースでは、この太い給電線を収容できなかったので・・・img_80672ワイヤリングペンで配線することで、まずはアイコンを挟んで照らすことを評価しましたよ。色を変えてみてもよさそうでした。

コントローラは、とりあえず、ArduinoにNEOPIXELのスケッチを入れて評価しました。

収容部分の給電線の余裕をみた形にして3D設計しなおして作成したものは、こらちにUPしてあります。

エラストマーゴムは粘着性ですので、表面にもゴミが付きやすいのですが、この用途に限っては汚れてもグミのような感じになるだけで、照明の結果としては透明よりも良い感じになるようです。

むろん取り外して洗えますので、問題はないです。img_80661

嵌合に使用したネジはM2の8ミリです。
IchigoLampやArduinoなどからの給電能力から考えると、このペンダントとしての連結制限は6個くらいかもしれません。(12個のWS2812B)

輝度を下げる指定をすれば増やすことは可能ですし、別電源で供給するならば問題はありません。

作成しました3Dプリント部品やWS2812の基板については頒布いたしますので、希望者はお知らせください。

地元高専の文化祭に無人出展させてもらいました

子供たちが触って遊んでもらえるように、イチゴシャムのセットを準備して知人である先輩の教授の実験室に置かせてもらおうと用意しました。

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こんな感じで展示しています。イチゴジャム標準?の周辺機器でセットしていあります。
触れてみてください。作りたい人とかは、里にもおいでください。

電気工学科の電子実験室(4階の階段すぐ右です)においてあります。

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イチゴジャム書き換えました

IchigoJamのファームバージョンが古かったので更新するため書き換えケーブルを作成。
リセット信号、ISP信号ならびにGNDを立ち上げに落とす必要がありシリアル信号からのケーブルを分岐させた。

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書換に使ったのはFlashMagicというツール。
書き換えた結果1.1b4に上がりました。
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