ミニレーザーカッターの活用でグッズ作成はいかがですか

DSC_0233 1里に導入したレーザーカッターは、1.6Wの半導体レーザーをスケルトンのフレームでCNC加工機に仕上げた SmartDIYs社のSmart Laser Miniというものでしたが、やはり1.6Wのパワーでの応用ならびにATMEGAベースでの制御ボードでの処理能力のバランスなどが課題でした。パワーアップ企画として3.5Wのモジュールや制御基板のARM化などがありクラウドファンディングに応募してあったのですが、手つかずで放置されていました。もっと学生さん巻き込んで自由に取り組んでもらえるようにしないといけなかったですね。反省です。

 

 

 

img_7826 制御基板の更新ならびに、制御ソフトの更新で写真の取り込みも容易になり、コースターへの焼きこみなども簡単になりました。

文化祭でグッズを作りたい人にも有効でしょう。

加工エリアは300×230mm

 

img_7818 img_7817コントローラ部分の交換でレーザー部も3.5W品と交換です。

 

 

 

 

加工中は臭気が出ますが、簡易脱臭装置をつけていますので、蓋をしての利用です。ちなみに安全装置が蓋についているので基本的には開けながらの加工はできません。写真の例ではセンサーを洗濯ばさみで閉じるようにしています。

コネクターピンの圧着

組み込みの里ではQIコネクターを皮切りに少しずつ圧着を必要とするコネクターが増えてきたのでピンと工具について整理してみました。

SN-01BM

圧着幅3.9mm

SN-48BM

圧着幅7.5mm

qi QI

圧着幅3.9mm

 xh XH

圧着幅3.3mm

 ph PH

圧着幅2.6mm

 sm SM

圧着幅4.0mm

 pap  PAP

圧着幅3.3mm

 jst-l  JST-L

圧着幅6.9mm

3Dプリンターでの工具環境整備例

image imageimage組み込みの里では、3Dプリンターを活用して工具のフックを作っています。実際の工具の形に合わせて作りこんでCADの練習にもなっています。

 

 

 

 

 

樹脂でソフトタッチで噛みこむウォーターポンププライヤーの口を間違った使い方で欠けさせてしまったのですが、こちらもABSで作りこみました。

 

 

 

 

 

これは、中華半田ごての握りに穿かせる防熱カバーです。

コネクタピン引き抜きツールを装備しました

imageLシリーズやSMシリーズのコネクタを利用していくとピン引き抜きなどが必要になる事態が生じます。QIコネクターやPAP/PHシリーズではロックピンの爪をハウジング側で外せるのですが、これが出来ないタイプのコネクターとなり治具が必要でした。

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左端はLシリーズ用のもの、右側のツールはピンの幅に合わせてハウジングとピンの爪側に挿入してロックを外すものです。

モノタロウで購入しました。

段ボール折り曲げカッター

MFT2016において、気になる工具を見つけた。

image回転型カッターで、段ボールに破線の切り込みをいれるものである。

この破線を切り込むことで、段ボールが自在に折り曲げができるようになり素材として活用できるようになります。

 

 

 

image工具室の棚にかけてあります。

[Perseus] RFのスペクトル体験環境の整備

PerseusWindows10へのホスト環境移管で更新に手間取ったRFスペクトル体験のSDR受信機だが、実際には従来使っていたVAIO-Xというマシンを専任で設置していたので、今回の移管では設置場所も含めた使いやすさには問題が残っている。

VAIO-XにはUbuntuへのシフトを任命したので、サイズの小さなマシンを棚に突っ込んでディスプレイだけを見せるというのもできなくなってしまった。Perseusの環境としては一台専任で稼働させておけば、残りはリモートアクセスということも出来るのだが、当面マシンの手当てと場所がない。

USBのデバイスサーバーをアンテナ収容口近くにあるアクセスポイントと含めて整備して、そこにUSB機器をいくつかつないでおくことで自在にシェアが出来ればよいと考えていますが、はたしてどうなることやら。この種のマシンのドライバーがきっと未署名でWindows10に対応するには、ZdiagなどのWinUSBへの対応ツールが必要になるのだろうとは想定内だが・・・。製品は既にどれも終息状態のものばかりで流行らなかったようだ。

http://buffalo.jp/product/wired-lan/device-server/ldv-2uh/

http://zadig.akeo.ie/

 

 

[Windows10] Perseusの再稼働

土曜日に、訪問してくれたラジオ製作の子供たちに電波を見せてあげようとPerseus(イタリア製のSDR)を稼働させようとしていたのだが、今までは、あまり使い道のないATOMの2GBマシンのVAIO-XがWindows7で仕事をしてきたのだったがWindows10移行時代でUbuntuに宗旨変えしてもらっていた。そして、ペルセウスのソフト自体もあいにくとWindows10の壁にあたり準備がかなわなかった。AM放送やアマチュア無線をモニタするのと表示帯域幅でのリアルタイム表示などから目的によっては保有しているスペアナよりも見やすいものとなっているので、当日使ったPCスペアナで見せたニッポン放送などのブロードな波形では刺激が弱かったと反省している。

imageMFTにいき一旦自宅に戻っての補給体制に入るので、ペルセウスも持ち帰りWindows10で動作確認することを進めたところ、問題点はDriverの署名が必要となり同梱されていたzadigというツールで処理できた、またPerseusのライセンスファイルがUbuntu化してクリーンインストールしたVAIO-Xの中で消失したことも含めてPerseusのソフト更新(V5)と合わせてライセンスファイル購入をイタリアのmicrotelecom.itにお願いした。

必要なのは、PAYPAL の支払いアカウントでした。私のPAYPALアカウントでの住所入力は日本語化されていたので日本語表記にしていたが、外国とのやり取りで製品サイト側で確認するという目的で正しくコードがわたる気がしないので、ここをROMA字表記に変えることにした。あいにくと、県名フィールドは漢字でのリストからの選択しか出来ないのであきらめた。

Perseusのアプリケーションでライセンス申請を行う箇所では、英語しか受け付けなかったので心配だったが、ライセンス申請ファイルを生成して、メール添付して送付するともに、paypalで送金を行い、イタリアの月曜明けるのを待った。

2016-08-08日曜深夜にも関わらず手続きをしてくれたのか、朝にはライセンスファイルが送付されてきた。ドライバーは既に、サイトから落としたものを署名付与ツールに基づいてインストールして名称もPerseus RcvrとしてPCに認識されていたので、届いたライセンスファイルをPerseusのインストールされたフォルダに置くことで稼働することができた。

従来のV4までのUIと大きく異なることはなさそうだが、以下の機能が追加になっているようだ。

V5 software main features:
  • Resizable application window up to a HDMI screen resolution of 2560×1400 pixels
    • 2016-08-08 (2)確かにでかい画面で見ることができるし、一望できるレンジが広がった形になっている。

 

 

  • New, faster Digital Signal Processing engine
    • 処理速度も画面に応じた形であげられているようだ。
  • Much faster spectrum/waterfal screen refresh rate up to 120 lines/second
  • Much improved waterfall quality
  • Dynamic spectrum averaging for a more comfortable spectral view
  • Revised tuning options with better man-machine interface
  • Full support for XP/W7/W8.1/W10 Microsoft Operating Systems
  • Future support for split spectrum/waterfall display operations.

里に持ち込んで、アンテナが接続された状況で、使えるようになるだろう。

 

[ご紹介] 電子工作部品頒布します QIコネクター関連

通信販売ではありませんが、組み込みの里の部品ストックから割と在庫豊富で利活用出来そうなものについて実費頒布いたします。現在QIコネクター(2.54)については、ハウジング・ピンともに余裕があります。工作初心者の方々の支援含めての活動ですのでご理解のほどお願いいたします。送料実費です。振込手数料のほうがおおくなってしまいますのでご理解のほどよろしくお願いいたします。圧着機もあります。

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SN48B こちらは1500円

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雄ピン、ハウジングの例

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プライスリスト

Mattercontrolによる3Dプリント出力(g-code/x3g)の流れ

imageRobo3D R1プリンターについて
組み込みの里で稼働している初代の3Dプリンターで、Reprapというオープンソースベースの派生プロジェクトとして2014年初めに出荷が開始された米国スタートアップベンチャーRobo3Dの製品です。里にやってきてから、そろそろ二年ほどになります。初期製品からのアップグレードを続けて現在の製品と同等レベルにまで更新してありますが、開発元が米国サンディエゴということなので気候条件などについて恵まれた環境であり、使用環境が四季のある国ではいささか問題となり悪戦苦闘してきた経緯があります。現在安定出力ができる環境としてPC直結ではなく、g-codeファイルをSDカードで渡す形式で利用しています。

image最近追加されたのが右側のQIDITECH社のAvatar IVというモデルです。機能的にはMakerbot社のReplicator2XやFlashforge社のCreatorPro Dualというモデルの互換機種として現在は利用していますが特に大きな支障はありません。こちらの場合にはX3Gという形式のファイルをSDカードで渡して出力します。

二つの異なる3Dプリンターを使い分ける意味も含めて共通のオープンソースソフトMattercontrolを用いて3Dモデル(STL)からプリンター制御するためのコード生成をするように整備しています。

ご利用される際には、STLファイルをお持ちいただいてMattercontrolを用いてRobo3DならばG-code、Avatar IVならばX3Gを生成していただきSDカードに書き込み印刷するという手順になります。SDカードに書かれる場合にはファイル名の長さにもご注意ください。拡張子込みで31文字となっています。Avatar IVの場合にはX3Gですので最大27+”.X3G”となります。

R1(Customized) Avatar IV
 速度 0-50mm/S 0-150mm/S
層厚み 0.1-0.3mm 0.05-0.2mm
サイズ 210x228x168* 230x150x150
フィラメント PLA/ABS/NYLON PLA/ABS/NYLON/PVA
 Extruder Single Dual
 Control G-code X3G

 

3D設計から、印刷に至るまで
3Dデータを一から起こす場合や、既存データを改造することから始めるなど様々ですが、趣味での利用ということも含めて無償で活用できるソフトをベースにした里での事例は次の通りです。

既存データアーカイブから先人の事例を学びましょう STLデータを参考に活用できます。
(役に立つアイデアや利用可能なパーツが見つかります)

thingiverse 色々な作例がありますし、里で作ったものも登録しています。

3D設計を行い3Dデータを作ります。

123Design (PC環境 MacOS/Windows/Linux)
Fusion360 (Cloud環境)

3Dデータから3Dプリンターの出力に必要なデータに変換します。
(印刷精度やフィラメント種類やプリンター速度やそのほかのパラメータなど)

組み込みの里では、Mattercontrolというソフトを利用して、それぞれのプリンターに応じた形のデータに変換しています。この処理で物理的にかかる時間や必要なフィラメントの量などを知ることができます。

 

 

3Dプリント作品を修正するツール

imageこのツールは、USBで充電して利用する3Dプリント作品出力専用の修正鏝で、鏝先は交換して何種類か変えられます。

糸引きなどの部分を除去するのに加熱しながら行います。

同様な修正目的のツールとして超音波カッターもありますが、使い勝手を見極めたいと思います。