リューターに付けて使うゴム砥石ですが、3Dプリンター出力の仕上げに便利にご利用いただいています。荒仕上げから、仕上げまでの三段階のものをそろえましたのでご活用ください。
投稿者「西山 茂丸」のアーカイブ
IchigoJamを作って未来を切り開くグルがやってきたぞ
組み込みの里電子工作オープンラボを訪ねてきてくれたのは、福井県鯖江市にあるJIGの福野社長さんらです。携帯のブラウザ開発などアプリやサービス、オープンデータ活用など幅広く手掛けられていますが、福井高専OBで専攻科に進学するも直ぐに起業に移ってしまったというアクティブな方です。
子供ブログラミングの中心は、IchigoJam。2000円を切る価格で子供たちがはんだ付け体験したりして完成させてアナログモニターに表示する世界は管理人の世界ではノスタルジックなものでありますが、カラーグラフィックがあふれた現在においても子供たちの想像力を掻き立てるものに相違ないようです。ネットに接続しないまま、セルフでブログラミングが学べる環境は親御さんにも安心な素材といえます。
2014年に鳥羽商船にお邪魔して講演した際に、その後の福野さんを担当の先生がお呼びして鳥羽商船高専で講演されたとお聞きして以来、なにか引き合うものがありました。定年退職後の充電期間で高専フォーラムの場で講演されることでお会いできて、その後も管理人が活動の支援をしている秋葉原のモノづくり刺激プレース Assemblageさんの活動のスポンサーとしてご協力いただくことになり、秋葉原でお会いすることも増えました。
母校の木更津高専での講演も何度かされていて、今年の夏休みの子供ブログラミングのイベントを開催に合わせてお立ち寄りいただけることになり、実現しました。
時代は、切削だ
組み込みの里に、月一ペースでお子さんと訪問利用されているアクティブなユーザーである電子工作室さんです。
積層型工法の3Dプリンタ―は言わば足し算の加工方法ですが、切削フライス盤は引き算の加工方法です。表題のキャッチコピーは、Makers Fairでも見かける、この機材のメーカーの方が使っているものですが、削り出すという加工方法としてはプリント基板加工機も、そうした機材の専用化したもので、組み込みの里では最初に導入したものは基板加工機でした。
さて、組み込みの里に導入したまま中々管理人の対応力が遅れて利用展開に至るまで時間を要しましたがヘビーユーザーの電子工作室さんの目に留まり整備を進めることができました。電子工作室さんのご利用を支援する中で利用に必要なツールの整備を行ってきました。切削エンドミルは、彫刻用、荒削り用、仕上げ用などをご用意しています。
工具利用には2時間500円をいただきます。
最大加工可能な材料サイズは 150x100x42(mm)
樹脂、FRP、木材、アルミ合金全般、真鍮などです。
gCODEを生成するのには、最近3DCADで著名になっているAutodesk社のFusion360が無償で利用可能なものになっていますので、こちらをお勧めします。
夏休みで親子連れで時計製作
KSF2017(キッズ・サイエンス・フェスティバル2017)の開催案内がでたぞ
木更津高専にて例年夏休みに開催される、このイベントは小学生を対象にした科学好き少年少女を育成するこのイベントでは、清見台の丘にある木更津高専の先生方や学生さんが丁寧に小学生に対応してくれる人気イベントです。申し込みは7/3から7/11までの期間に、申し込みサイトからの手続きを行ってください。詳しい内容はこの資料に記載されています。当選するとはがきで当選通知がされます。
今回は、話題のIchigoJamを開発されたjig.jpの福井さんが来られて行う特別企画もあります。高学年の方はIchigoJamの組み立てから、低学年の方は完成品でそのままプログラミングからできます。参加費200円以外には実費負担が3000円ありますが、優しい福野さんの手ほどきで楽しい企画です。
講座 | 講座の時間 |
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(1) おもしろサイエンス/ネオジウム磁石発電機を作ろう 小学校高学年(保護者同伴なら低学年でも可) 定員16名/回
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① 10:30~12:00
② 13:00〜14:30 |
(2) オリジナルの木製フォトフレームをつくろう! 小学校低学年 定員15名/回
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① 10:30~12:00
② 13:00~14:30 |
(3) 金属探知機を作って宝探し 小学校低学年・高学年 定員16名/回
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① 10:30~11:30
② 12:30~13:30 ③ 14:00~15:00 |
(4) 電子オルゴールをつくろう 小学校高学年(保護者同伴なら低学年でも可) 定員16名/回
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① 10:30~11:00
② 11:15~11:45 ③ 12:30~13:00 ④ 13:15~13:45 ⑤ 14:00~14:30 |
(5) 鉛筆オルガンをつくろう 小学校高学年(保護者同伴なら低学年でも可) 定員12名/回
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① 10:30~11:30
② 12:30~13:30 ③ 14:00~15:00 |
(6) きみにも作れる防犯センサー 小学校高学年 定員16名/回
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① 10:30~11:30
② 12:30~13:30 ③ 14:00~15:00 |
(7) 手作りスピーカーをつくろう 小学校高学年 定員10名/回
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① 10:30~12:00
② 13:00~14:30 |
特別企画「こどもプログラミング教室でっす!」(株)jig.jp 提供 小学校高学年 定員20名 (はんだ付けがあります) 小学校低学年 定員20名 (はんだ付けはありません)
★参加費(200円)と別に,こどもパソコンIchigoJam代3,000円が必要です。 |
高学年
13:00〜16:30 低学年 14:45〜16:30 |
特別企画「こどもコマ大戦 木更津高専KSF場所」(有)光精工 提供 小学校低学年・高学年 トーナメント大会・定員16名/回
★参加費(200円)と別に,ちばコマキット代500円が必要です。 |
① 10:30~11:30
② 12:30~13:30 ③ 14:00~15:00
組み立て実習は随時(数に限りがあります。) |
電子工作オープンラボ 土曜開講再開です
皆様には、長らくお待たせをしましたが、来月8日から電子工作オープンラボの土曜開講を再開します。泊りがけハッカソンを希望される方も土曜泊で可能になります。
組み込みの里では、組み込みソフト開発や電子工作に必要な機材や加工工具などが配備してありますし、ある程度の電子部品の在庫もありますので持ち込まれて不足したパーツなどもある程度対応可能です。
QIDITECH TECH1 Motor Driverの秘密
X-ONE 3Dプリンターのモータードライバー調整
QIDI社のX-ONE 3Dプリンターは、低価格モデルだがしっかりとした作りとなっているものだ。
少し大きな底面積の造形を行ったところトルク不足が起因と思われるズレがY軸方向に見られたので、各軸のモータードライバーの電流設定を行うことにした。以前サポートに問い合わせをしたところこの調整方法については開示してもらえなかったので搭載しているモータードライバーを制御基板を外して確認した。
コストダウンの目的でモータードライバーも基板に実装されていて交換は不能となっている。また制御CPUはSTマイクロのSTM32F103ZEで大型フラッシュ内蔵だ。
A4988などのレファレンス通りに作られていると仮定するとポテンショメータの中点がレファレンスとなるはずで、どこかに電流測定用の低抵抗がシャント抵抗として実装されているはずだ。
大きなヒートシンクを外すとR100と書かれたチップ抵抗が二つ見つかり、これがシャント抵抗0.1Ωだ。チップのマーキングからA4988だということも判明。
パターンを追いかけたところ、ポテンショメーターの中点ではなくて右下側がレファレンス電圧ということが分かった。
X-Y軸のステッピングモーターはNEMA17の42×38サイズのものなので定格電流は1.7Aなので7割くらいで使うとして、レファレンス電圧で1.00Vにしてみた。1.25Aだ。QIDIグループで得た情報では、X-Y軸の設定電圧は0.62-0.66Vということだ。0.775-0.825Aがお勧めというのはトルクは抑え目で発熱などのトラブルを回避したいということのようだ。
πDuinoの部品サポートとか
RaspberriPiに接続してI/O拡張しようとするπDuinoがトランジスタ技術の付録基板で添付されている。揃えにくいパーツもありセットで斡旋してくれる業者さんも有難いし、パイゼロを持ち合わせていない人には実は少し手に入れやすいかもしれない。もとより組み込みの里では、地元の学生さんの便宜を図ろうと電子部品の在庫を始めたような経緯もあったので少し偏った在庫かもしれない。今回の雑誌記事の指定でいえばパイゼロと接続する高さのスペーサだったり、コンタクトをとるためのスプリングコネクタピンだったりする。コネクタピンは従来は試験冶具などを作る際に必要なものと考えていたのだが、高密度基板にコネクタもつけられず接触ランドのみを用意しているというのが新しい点だった。何か別の記事でもパイゼロで使っている事例を見たので今回は手配を試みた。といってもこの種の部品は数量が少なくてはとりあってもくれなかったりする感じの値段だったりもするのだが、最近はモノづくりの主戦場が中国になっているので実は中華市場の通販では結構やすく買えたりするみたいだ。
購入をきめてはみたものの春節のシーズンに入ったので物流や店の対応が停滞しているのでようやく出荷されたという表示になったので来月には届くのだろう。パイゼロとの接続のこのコネクタピンを除いては揃えることが出来たので、必要な人は製作の場所提供とパーツの提供とを合わせて可能となっている。里までの交通費が嵩むというかたもいるかもしれないが・・・。材料費と一日の使用料で2500円ならばいかがですか。
ArduinoがMakeの流れの冒頭にあったものであり、組み込みの里の開設もそうした流れの中で自然発生したので、知己のちっちゃいものくらぷさんから分けていただいた「なのぼーど」・「ちびでぃーの」などが五年前からの付き合いとなっていて、当時のキットセットなども買い込んでおいたのがストックとなっている。基板の改版もつづいていたようなので、実際のところ持っている基板に必要なパッチ記載などの基板識別は難しかったりするし、作られた方の記憶からも揮発しているので怪しいパッチは導通確認して確認してから行ったりという流れだ。
今回のπduinoの位置づけはRaspberriPiのセンサー強化シールドのようなものになっているのでI2Cセンサーなどが各種繋がるGroveコネクタが装着されている。このコネクタもちょっと特殊だ。出しているメーカーはSeeed Studioで2mmのPHコネクタに似ているがちょっと違ってロックが出来る構造だ。最近のフィジカルコンピューティングではセンサーとの接続の標準の一環になっているようなので千石、スイッチサイエンス、マルチなどで買えるのだが、気を付けないとPHコネクタをつかまされるかもしれないので注意しよう。
左がPHで、右がGROVEでこちらにはロックがついている。ケーブル側にはロックのないものもある。
VS 2015 CommunityがDドライブにインストールできない
道具作りの必要に駆られてVS 2015 Community(旧Express)をインストールしようとしたのだが、秋の少ないCドライブではなくてDドライブにインストールできないという事象となった。インストールパスがグレイになっていて選択できないのだった。
調べたところ既にインストールしていたAtmel Studio7が Visual Studioベースとなっていることから、影響されてしまっているようだった。まずはAtmelをアンインストールしてVS関連をさらに取り去ることで、VS 2015 CommunityのインストールでスムーズにDドライブを指定できるようになった。Atmel7もこの後に再度Dドライブにインストールしなおすことにする。
ASUSのこのマシンは256GBのSSDをパーティションを二つにして使っているのだが整理しながら整備しています。