しゃべれども・・・・

国分太一君主演の映画である、初日となる土曜日に出かけた。夫婦50割引を活用して出かけたのは言うまでもない。最近邦画では欠かせない松重さんも出ているし、八千草さんも珍しく口の悪い下町のばあさんを好演している。ぱっとしない喧嘩っ早い二つ目の落語家が、ひょんなことから話し方教室をする羽目に陥ってしまうという展開である。美人だが口べたで怒っているような印象を与えやすい損な女性との心の交流や、心憎いほどうまい天性の才能と思われる話のうまい子役もハマっている。主題歌を歌っているのは、ゆずの二人なのである。

ゆっくりと、まったりと

忙しさの合間に休暇を入れることにした、趣味のアマチュア無線の年次総会に出席するという、なんとも暇な話である。ゆったりとした時間でないととてもそんな気にはなれないだろう。こうしたことこそが、休暇たる所以だろう。今年の総会は倉敷市の児島で行われた、瀬戸大橋線の岡山側のとっつきの部分といえば分るだろうか。日曜に予定されていたので、松山に前泊することで、朝の特急で愛媛県松山から急行したのは、同日程で松山に旅行する細君との共同日程だからでもある。細君はといえば、美術館の特別展を見るために愛媛まで繰り出すのである。マイレージがあるからとはいえのんびりとした旅行である。

二人の似て非なる旅行が相似を見せることになったのは、日曜・火曜と美術館に行きたい細君と、ご近所といえなくもない倉敷に日曜に出かけるという事態を一括の飛行機で行けるのではということからの発想だった。日曜の夜は、倉敷に泊まり、月曜にはまた松山に戻るということで、松山・岡山を結ぶ特急を往復するという鉄分の濃さも吸収できるというものである。実際に、特急しおかぜの洗面所は砥部焼の陶器で出来ていたりもした。残念ながら特急とはいっても最近では車内販売がなかったりする時代なので乗る時には要注意である。

瀬戸大橋線から見下ろす、10分足らずの瀬戸内海の風景は、子供時代の宇高連絡線を思い出させる大切な時間である。夏休みによく出かけた松山への旅はよき思い出であり、残念ながら今では親類も失われてしまい足も遠のいてしまっている。最後に訪ねたのが、叔母の葬儀だったように思う。

いろいろと片付いたような

ハセヒロオーディオのバックロードホーンとFeastrexのユニットをお迎えして自宅のいろいろな片付けの契機となった。

ビデオレコーダの処分もしたので、手持ちのゆずなどのビデオテープの処分や、ミニコンポなどの処分も併せて、あげますコーナーに掲載した。たちどころに欲しい人に連絡がついて、休日にも関わらず営業しているヤマト運輸に委ねて着払いでの送付まで完了した。便利な時代である。

引っ越して以来火入れもしてこなかったアンプセットは購入から5年以上は経過しているのでカセットデッキやMDレコーダーも不似合いな時代になっていた。当時を思い出して説明書を見てみるとAMでステレオ放送が始まっていたのに対応していたセットなので、実は1999年以前のような気がするので10年近く前のものになっているようだ。

机の上は片付いたのかどうかは、別にして少なくともアクリルのバックロードホーンスピーカーがiPodでデジタルアンプ駆動でなるような環境になった。いろいろ集めた懐かしのCDなども、目前に広がる8cmスピーカーの世界や、階下でゆったりと聞く、12cmスピーカーの極上な歪みのない世界も含めてゆとりが生まれたように思える。いらないものを捨てて初めて、ようやく落ち着けるように思う。

何かしなければ・・と買い込んで積読状態になっていたものもだいぶ片づけることにした。1年以上前の雑誌は取り置かないように基本的にはしているのだが、それでも残してしまった特集号などを確認しながら整理している。スペースを取らないのは、60/80GBのiPodの容量と持っているCDの相対的な容量差ぐらいのものだろうか。

片付けてアマチュア無線の世界も再開しようとして、作り出したK2の世界も今年はK3という最新設計のものが登場するようで、世の中が100万円の無線機を受け入れる時代にコストパフォーマンスの良い高性能な無線機として登場してくるらしい。大きな旋風になりそうである。ルーフィングフィルターと2ndIFにDSPというデザインがKITの世界にも登場してきたのは凄いことである。もっともキットのみならずドイツでもとんでもないスペックの無線機が登場したりしている。

オーディオ環境として、最終のスピーカー環境を極上にすることが出来た、アマチュア無線は極上性能のシンプルな無線機は手作りをすることが出来たし、極上な最新設計の無線機にまで手を染めるのかどうかは、まだ不明だ。アンテナ整備の前にカード作りなどをしながら、まずは無線連盟の総会に参加しつつの旅行など、今月の後半はさらに目白押しである。