ゴールデンウィークの過ごし方

初日は、雷がとどろき雹がふり、突風が吹き荒れるというのが関東での天候だった。幸いにもスタートが遅かったのも手伝い、軽い雨をかわしながら、横浜までの散歩を果たしてきた。アンプのラックなどの処分をして、アナログな機器であったレーザーディスクやVTRなどを連休直前の粗大ゴミ回収で引き取ってもらい少しスペースができた。ようやっとまともなスピーカーを置くスペースが確保できたのである。とはいえ、まだ超アナログなデバイスであるレコードプレーヤーは残してある、シンプルなデバイスの方が長生きするのであろうか。中途半端なデバイスとしてはMDレコーダーが含まれる細君のシステムコンポなどがあったのだが、これはすでに引っ越して以来お蔵入りになっていたので、今回追加処分を検討している。

CDとMDレコーダー、チューナー、カセットデッキなど一通りのものがそろっているコンポライクな日本コロンビア製のものである。どこかで引き取ってもらえる人がいればせありがたいのだが・・・。まあ型落ち甚だしいものではあるのだが・・・。一応AVアンプは残してはあるもののほとんどのAV機材はテレビ中心に配線しなおしてAVアンプの操作なしに切り替えができるように配線をしなおしてある。もてる機材を活用しまくる設定をAVアンプ中心に行ったのは不評であって簡単な操作でシステムが動作するのは望まれていたのである。スピーカの新規導入でスペースを生み出す必要が生じたのは良いきっかけとなった。

すでにHDDレコーダーの時代であり、残されたダビングなどはDVDの間でのものしかないこともあり、セレクターとしてのAVアンプの必要性はなくなっていた。過去のメディアであるFMやフォノあるいはCDをスピーカーで鳴らすという目的にのみスピーカを駆動するというのが現在の向かっている姿でもある。片手間設定でのっけてあるBOSEのミニスピーカから一気に、まともなスピーカーへの移行というのは極端すぎるかも知れないのだが、楽しみでもある。音が身近になれば、テレビの音もこの新しいスピーカで聞くことになるのかも知れない。簡単なAVアンプの置き台を作っておかなければならないのだが、近くDIYショップで板を手に入れてくることにしようと450スクエアのラック棚を買い求めてきた。当然キャスターも必要である。棚にシンプルにキャスターを直づけにしている。

スピーカーのエンクロージャー屋さんからの返事も来て、納品は連休明けになった。会社からの帰宅が楽しみなメーデーになりそうである。

iPod 80GBをゲットしました

昨年からのNWAのキャンペーンでポイント計算をした結果、iPodのホワイトをもらうことができました。三月にようやくアナウンスがあり、引き換え申込をして首を長くして待っていましたが、手に入れることができました。実際には会社キャンペーンの報償で私は60GのブラックiPodを持っていたので、今回のホワイトはそのまま細君の手に渡ることになりました。60Gでも途方もないのに80Gというのは一生分の曲を登録して持ち歩くことができるでしょう。充電用のUSBアダプターや、オーディオ接続用のドックなどを購入してステレオからの出力ができるように準備をしています。

私の時とは、リリース内容も変わってきているようで、iTuneはネットからダウンロードするようにという記載が書かれていました。でもってダウンロードしていくと、さらに別のものをダウンロードしろというような流れになって何回かダウンロードを繰り返すことで動くようになりました。ちなみに細君のPCはXP環境です。iTunesを入れるとすでにPC内部に登録されていた音楽データも勝手に整理してAACに変換してライブラリにしてしまうようでした。Macらしいといえば、それまでですが仕様がどんどん変わっていくような流れは安定しないソフトの元凶かもしれません。

原理に遡って

スピーカーの試聴会に行ってきました、日本橋の会場は手作りの雰囲気でしたが、製品はなかなかしっかりとした音を聞かせてもらいました。ユニットとして採用されていたものは、国産のこだわりメーカーの品物でしたが、実際に聞かせていただいたCDからは豊かな音楽性豊かなものが広がってきました。12センチのフルレンジスピーカということでしたが、エクスポーネンシャルホーンのエンクロージャーとの相性もばっちりでした。2時間あまりいろいろと聞き比べなどをさせていただいて、ぜひ自宅にも置きたいなと思ったしだいです。

このスピーカーはコーン駆動部の磁界の流れに着目した原理レベルでの最適解を探してたどり着いたというものでしたが、実際に聴かせていただいた様々な楽器は我が家の好みのものとして納得出来るものでした。磁気歪み率0.25%という内容がどれほどの意味をもつのかは専門外なので分かりませんが、ぜひ一度聞いていただきたいものです。フルレンジスピーカーの口径は12cmなのですが実際に聴かせていただいたエンクロージャーは口径20cm対応のものでした。

さて、この試聴会は新潟のベンチャーということで新潟県のアンテナショップのような位置づけの会場で行われていました。実際に会場にいたのは、ほとんどがリタイヤ族の団塊の世代といった趣で、オーディオという趣味が、世の中からはなくなってしまっているような状況にみえました。こうなったのはiPodのせいなのかどうかはわかりませんが、よい音を聞く習慣が無くなってしまったからなのでしょうか。 素直に作られたホーンと、素直に作られたスピーカの組み合わせで聞いたチェンバロの響きも弦楽器も忘れられないものでした。

これとは対照的なものかも知れませんが、やはりバックロードホーンのミニチュア版でアクリル仕立てのものがiPodと真空管アンプの組み合わせで置いてありました。スピーカーは8センチ口径のものでしたが、ボーカルを聴くには素晴らしい音像低位と艶っぽさを再現していました。こちらも手元にほしいものでした。こちらのユニットは台湾製ということで価格も先のユニットの2%程度のものなのですが、素敵な音を出してくれていました。

入学式は青春の1ページか

初めて入学式に向かう高校生と、その親が楽しそうに向かう姿をたくさん見かけた。自宅の少し上に高校があるからなのだが、年に一度しか見られない貴重な光景である。子供以上に親が楽しそうなのである。自分がもう一度高校時代に戻れるかのような錯覚を覚えている思しき風情を漂わせながら子どもと連れだって歩いているのである。自分が、入学式に向かったときにも確かに父が連れ添ってくれたような気がしている。桜の季節にはじまるこの風景は日本の良い風習なのかも知れない。

これから3年間という限られた期間で始まる子供たちの新しい生活体験は、親にとっても子供にとっても刺激的なものに違いない。まあ高校生活というものの経験がない自分にとっては、5年間の生活の始まりだったし、大人の世界にも見える上級生との生活やエンジニアに向けた学生生活は実務に向けた効率的なものだったといえる。最近の子供たちがはたして中学の段階でそこまで就学意識あるいは就業意識が芽生えているのかどうかはわからないのだが・・・。

自分が当時の両親の世代になっているのは確かなのだが、自分としては、この夢見心地の親たちが、子供たちの成長を見守ることができればよいのだろうと思う。高校の先にまつ大学あるいは社会というものに対して、子供たちの好奇心が育まれ必要な意識が芽生えて自身の気持ちに火がついて勉学に勤しむことが出来ればよいのだと・・・。教育現場で不足していたことの付けが、社会では発生していて年初に書いた別の掲示板での議論などもある。無為に過ごすことなく貴重な時期を過ごしてくれればよいと思うのである。